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高齢になると花粉症が治まる理由

2月ごろになると花粉の飛散が多くなり始めます。
世界中でもスギやヒノキのあるところではそれなりに花粉が飛散しますが花粉症が発症するまでにはならないようです。
これは日本独特の事情があり、かつて大量にスギやヒノキを人工的に植樹したのが影響しているとされます。
自然に生えるより過剰な状態が生み出した病気と言えるでしょう。
花粉症のメカニズムはある程度分かっていて、体の中に花粉を一定量取り込むと花粉にアレルギー反応を起こすようになります。
花粉症は人の持つ防御反応の一つなので仕方がない病気かも知れません。
今は花粉への反応を抑える治療法などがあり、生活に支障が出る人は治療を受けた方がいいでしょう。
ただ花粉症は年齢を重ねるごとに徐々に治まるとされています。
年齢を重ねると免疫力が低下して抵抗力も弱くなります。
つまりは防御反応をする力が弱まってそのためにアレルギー反応も減ってくるようです。
症状が治まるのはうれしいですが、体として老化が進んでいる事実を知らなければいけません。

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